「クラスメートの一人が、お弁当持ってこないんだよね…心配なんだ…」
夕食後、TVを家族で観ているときに、中学生の末っ子が小さな声でつぶやきました。
ヤングケアラーに関するニュースがTVから流れている時でした。
正直なところ、この番組を観るまで、身近にヤングケアラーの存在を意識することがなかったのですが、「17人に1人の中学生が、両親が忙しい、または死別や離婚で、本来大人が担うような介護や家族の世話を引き受けている」と知り、かなりショックを受けました。
自分自身が中学生の頃は、部活や友達と遊ぶことが生活の中心で、誰かを助けるために自分の時間を費やすことなど、また周りにそのような状況に置かれている友達がいるかもしれないなど考えたこともありませんでした。
家事や家族の世話で1日に何時間も費やさなければならないとなると、当然、やりたいことができないことなどが考えられます。
「現状を知ってあげて下さい」TVの中から聞こえる言葉。
しかしながら、言葉を耳にした程度で、闇雲に(過度に)干渉することは適切ではないともTVの中で説明がありました。
自分に何ができるのだろうか?
答えはすぐに見つけることはできませんでした。
適切な関わり方、対応方法で支援をされている方々が既におられることはTVでも伝えられていました。
自分の子どもへの適切な関わり方も含め、まずは実態を少しでも把握(知る)することができればと思いました。
私自身、今後、力になれることがあるか正直わかりません。
何の役にも立たない可能性も否定できません。
今できることは、現状を知り、問題への向き合い方をしっかりと学ぶ機会を得ること。
少しでも力になれる大人に近づくために。