まとまりかけていた打合せの最後に、ある同僚が発言。
「もう1回最初から考え直しませんか?」「もう少し時間もありますので」
なんとなくその場に重苦しい空気がながれたのを感じました。
2日後に再度集まって検討することになりました。
「あの人空気読めないよね。自分勝手だし…少しは遠慮してくれたらいいのに」
再検討を提案した同僚が席を外すと聞こえてきた声。
しかし、今回の打合せについては、自分も同僚と同じ意見を密かに持っていました(ただ、「少し違うのでは?」と発言することはできなかった)。
打合せもほぼ終わりかけている中で、また一から やり直しを提案することに対しての批判的な声を浴びたくないといった情けない気持ちがあり声が出せませんでした。
何となくですが、「打合せの最後に物事をひっくり返すようなことは言わないようにする」が、その場で守るべき「暗黙の了解」のようになっていた気がします。
・疑問があるけど話がまとまりかけてるから
・明らかに理不尽だけど、下っ端だから
・今までこうしてきた
いう理由でだけで意見を言わないこと(空気を読む?)……それは本当に守らなければならない暗黙の了解だろうか?
最後に意見を出してくれた同僚が、一人缶コーヒーを飲んでいたので話しかけてみました。
「それは伝え方次第で何とかなると思うんだよね。ただ上手に伝えるのが苦手で...
一緒に良い方向に向かう方法を考えて提案して欲しいな。みんなで守るべき「暗黙の了解」と、守らなくてもいい「暗黙の了解」を判断できる組織にしたいんだよね」
同僚の言葉に、空気を読む≒反対(改善)案を出さない自分を反省しました。
小さなイノベーションかもしれませんが、みんなに伝わる意見(考え方)を同僚ともう少し考えてみたいと思います。