「話が進まないんですよね…途中で違う話ばかりされて。どう伝えればいいのかわからなくなりました。」と同僚から相談を受けました。
同僚の話では、わからないことがあったので、勤務歴の長い先輩に質問したところ 質問への回答ではなく聞いていないことを延々と聞かされ、最後はごまかされたような気持ちになったとのことでした。
確かに、話している間に論点がズレて、話が脱線して終わってしまう…。
話をしているとき相手に対して、同じような気持ちになりイライラを感じることはあります。話の論点をわざとズラされているような感じ…(自分の思い込みかもしれませんが)
自分は相手に対してそのようなこと(話の論点をずらす)していないだろうか? 同僚と話をしているうちになんだか心配になってきた。同僚に尋ねてみた。「自分たちも同じようなこと相手に対してしてないかな?」
自分のことを振り返ると思い当たる節が…
・仕事で自分のわからないことを後輩に質問されたときに、素直に知らないと言えず、回答をごまかしてしまった(聞かれたのとは違う質問内容にすり替えたこと反省しています)。
・ミスをしてしまったことに突っ込まれたくないから、話の主旨を別の方向に持っていってしまう(こちらの大反省しなければいけませんね)
なんでそんなことをしてしまったのか?
先輩として、余裕をアピールしたかったんだと思います。変なプライドが、余裕がない自分を知られてしまうことが怖かったんだと思います。一度見栄を張ると、その後も張り続けないといけないような気もしますし…。これからは最初から素直になっておくのが、自分のためになり、相手の時間も奪わないことになると改めて思いました(今回は反省ばかり…)
自分が同じようなことをされた場合、自分自身の振る舞いを後から考えると、大人げないことをしてしまったとわかりますね…。その時は(話しているときは)必死だったので、自分のことを客観的に見る余裕がなかったんだと思います。
まずは、自分が相手に対しそのような気持ち(この人論点をずらして話してくる人だなあ)にさせないため、少し無理なお願いをしました。
そんな時は論点を元に戻すように「私はそんな話をしているのではないんです」と伝えてほしいと…「◯◯さんが話している内容は、今の私(同僚)が話していることとは関係ないと思いますよ」と…
お互いが、何を今話しているのか話したい議題を再度確認しあえる間柄でいたい。
せっかく相談してくれたのだから、今の自分のスキル以上のことはできないんだから、正直にわからないことはわからないと伝える、相手が必要としている(求めている)回答を一緒に考えてみる。そんな自分に少しでも近づきたいと改めて思いました。