いろいろな仕事や業務が自動化（AI化）されたり、リモート化されたりして、なんだか自分の出る幕がなくなってしまうんじゃないか…と思うことがあります。
もちろん、いろいろなことが自動化され便利になる（いい意味で楽になる。効率的になる。）ことを否定しているのではありません。ただ、自動化することだけが全て良い！ではなくて、人間が持つ、今までの（人間だからこそ身につけてきた）経験から生まれる力も大切にしていかなければならない…のではないでしょうか。
たとえば、優しさだったり、周りを包み込む包容力だったり、コミュニケーション能力であったり…おばあちゃんの知恵袋的な経験であったり…
仕事柄（医療・介護）、寄り添うことであったり、話を聞くことであったり（傾聴）、見守ることであったりすることが周りから求められている（もちろん信頼を得るための知識と経験も）と感じています。いわゆる人間力的な力。
自分自身、まだまだ未熟であり、周囲の期待に応えるだけの力は持ち合わせていません…でも意識として常に、人間力を身につけたい…歳を重ねたからこその人間力を高めていと考えながら業務に向かうようにはしているつもりです（５０歳を迎えた今でも、本当にまだまだ足りていないことは反省しています）。
「誰かが期待してくれている（誰かが自分を待っていて（必要として）くれる）」って感じながら仕事が（もちろん仕事以外でも）できれば本当に幸せだと思います。自分の周りにも、上司から、同僚から、先輩・後輩から、そして患者さん（利用者さん）やそのご家族、地域の方々から頼りにされている憧れの人がいます。その方に少しでも近づきたい…
憧れの人は、
・誰に対しても物腰が柔らかい
・振る舞いがとても丁寧
・なんか安心感がある
そして、なにより知識や経験が豊富であり、自分にとっては本当に頼りがいのある方なんですよね（自分よりもお若い方なんです…）。
人間力や知識や経験は一朝一夕に身につけることはできませんが、優しさだったり、周りを包み込む包容力だったり、コミュニケーション能力といったまだ自分に足りない部分を、コツコツと時間がかかっても身につけていきたい…と思います。
自分の経験や知識を待っていてくれる人がいる！って考えれば学び続けること、チャレンジし続けることは苦にならないはずですよね …
