「負けてもいいから、一生懸命頑張りなさい!」って言われたことありますか?
自分は小さい頃も社会人になっても何度も言われたことがあります。言われた当時は、「負けるのは嫌だな…でも一生懸命すれば次に繋がるかな」って思いながら特に違和感なくその言葉を受け止めていました。
実際に、勝負に負けて(サッカーの試合や、大学受験、その他いろいろな競いごと)悔しい思いもたくさんしたけれど(圧倒的に勝ちより負けのほうが多いです)、なんとか次も頑張ろう!ってその当時は思うことができました。だから、次につなげることも(すべての場面ではありませんが)できたのではないか…と考えています。
でも最近思うことがあります。歳を重ねてきたせいか、負けると分かっている土俵で勝負すること(チャレンジすること)がしんどくなってきたなと…
もちろん、すべてにおいて簡単に勝てる(できるようになる)ことは難しいことですが、何かをする上で、勝った!とか 出来た!っていう小さな嬉しさみたいなものがないとその後の継続する意欲(モチベーション)が湧いてこないんですよね…(自分の精神が弱いのが原因だとは思っています)
「負けて強くなる!」みたいな感覚はもう持てないのかもしれない…って心のどこかで感じているんだと思います。若い頃、負けるたびに少しずつではありますが成長できたことは否定していません(勝手に成長できたと自分で思っているだけかもしれないけれど…)。
ただ、あまりにもたくさん負けてきたから、負けるたびに自分の力がないことをイヤっていうほど知らされてきたことが積み重なって、そう感じるようになったのかなって思います。
難しいことや、初めてのことにチャレンジしたくない!っていうわけではないので、このままではダメだな…どうしようかな…って悩んだりもしました。
自分なりの結論としては、チャレンジする意欲を失わないために、まずは自分自身がなにかに取り組んだ時に「できるんだ!できるはず!」っていう自信をもてるようになること。
そのためには、実力があまりにも及ばない負け戦にいきなりチャレンジするのではなく、小さな成功体験を繰り返し(積み上げ)、自分もまだまだいけるじゃん!って思えるような勝ちグセ的(カープのCMみたいですが…)な感覚を身につけていきたいと思います。
50歳を迎えた今、「負けて強くなる」から、勝てることで勝負して、勝ちの味を覚える(小さな自信をつける)ことにシフトしてもいいのかな…もちろん何事においても努力することは忘れずに…