ベテランの職員さんが、職場の若い職員に、仕事をお願いした際に「これ、私がする意味ありますか?」と聞かれて困っていました。
自分自身も「これ、何の意味があるんだろう?」
社会人になる前も、社会人になってからも、そう考えたことは沢山あります。
でも実際に、口に出したり、なぜを解決したりすることはせずに言われたとおり(教えられたとおり)目の前のことに取り掛かることが多かったように思います。
悪い意味ではなく、全体として行う作業において、一人疑問を持つことは、全体の業務を止めてしまうのではないか?との思いからです。
しかしながら、改めて考えてみると目的に到達するためには、
「なぜ?」
「どうして?」
を繰り返して掘り下げていくことが不可欠である(あった)と思います。
理解せずに進めたために大きな間違いをしてしまう可能性や、嫌々 仕事に取り組むことは、自分にとっても組織にとってもマイナス面しかないのではなかろうか…
身近に参考となる良い具体例がありました。
コーチをさせていただいている小学生のサッカーチームの監督が、練習メニューのひとつ、ミーティングひとつとっても、これはなんのためにやっているのかという「目的」をチーム全体で共有させている(選手たちに考えさせている)ことを思い出しました。卒団するころには選手たちが、自ら考え、楽しく・勝つための時間を持っていたことが印象に残っています。
「それって意味ありますか?」
このフレーズを発することは、自分にとってまだまだ勇気が必要ですが、仲間と目的を共有する上でも 胸を張って聞いてみる(相手に失礼のないように)ことにしていきたいと考えています。
今までは、与えられた仕事を「どうやるか(どの方法で処理するか)」に考えが偏りがちであったので、「なぜこの仕事をするのか(しなければならないのか)」について最初に考え、その上で進める具体的な方法論を決めていきたいと思います。
すぐには解決しない面倒な問題に向き合うことに時間を割くことも 今の自分には必要だと感じました。