「考え方を変えないとダメですかね?」と後輩(ちなみに後輩は、Z世代と呼ばれる年代です)から相談されました。
どうしてそのように思うのか?聞いてみると、「なんだか、仕事に対する考え方が違いすぎる世代の先輩方がいて…このまま一緒に仕事を続けるのは難しいかなと思っています」
「う〜ん…」自分の世代(団塊ジュニア、第二次ベビーブーム世代、就職氷河期世代)とは多少考え方は違うものの、仕事を一緒に続けることが難しいほど違う価値観とはなんだろうか…
考えがまとまらないうちに「◯◯さんは、キャリアや経済的安定をとても大切だと思いますか?」とも尋ねられました。
確かに、キャリアや経済的安定を大切に考えている自分がいるため、「大切だとは思っているよ。でもあくまでも自分自身にとってであり、周りが自分と同じ考えである必要はないとも思っているけどね…」と伝えました。
それから色々と話を聞いてみると、後輩が悩んでいたのは、キャリアには興味がないことをベテラン職員に伝えたところ、仕事にやる気がないと勘違いされて困っていること(悩んでいること)がわかりました。
「私が大切にしていることもそれほど変わらないんです。みなさんと一緒に楽しく仕事をすることができればそれでいいんですけど…」後輩が最後につぶやきました。
世代間の価値観(意識)の違いは、どこの職場でもあると思います。大切なことは何か?
・人間関係(家族や友人)
・健康
・経済的な安定
・キャリア
・信頼、信念 など人それぞれなのではないでしょうか?
後輩に「こうすればきっと上手くいく!」みたいなアドバイスはできませんでしたが、自分なりの考え方(今まで先輩たちに教えていただいたこと)をもう一度整理しながら伝えてみました。
・相手の考え方を変えるより、自分自身のアプローチを変えてみる
(相手の心を開くきっかけになる)。
・個人個人は、ジェネレーションギャップでは語れない そもそもの価値観が異なる。
雑談だからでもコミニュケーションを実施(気軽な会話からのコミュニケーション)。
・相手を理解して接することは、世代関係なく必要なこと。
また世代毎に時代で受けた影響により、価値観が違う点があることを理解する。
あまり参考になることを(気持ちを上向きにさせることができず)伝えられず、後輩には申し訳なく思っています。自分自身のコミュニケーションの取り方を再度考えさせてくれた後輩に逆に感謝する時間となりました。