日曜日、末っ子から「本屋さんに連れて行ってほしい」とお誘いあり。
ほしい本でもあるの?と聞いてみると、「参考書。もう少し勉強してみようかと思って…」と返事がありました。
どうやらこの前のテストの成績があまり良くなかった様子。
塾には通っているものの、末っ子が参考書を買いたいと言ってきたのは初めてでした。
色々見てから決めるのがいいのかな と思い少し大きめの本屋さんへ一緒に行きました。
「自分で選ぼうと思うんだけど、どんなのがいいかなぁ?」1冊ずつ手に取りながら参考書を眺めていました。
「ゆっくり選んでいい?初めて買うから」
「お気に入りの参考書が見つかるまでゆっくり選んでいいよ。」と娘に声をかけ、一つ隣の大学受験用の参考書コーナーへ一人向かいました。
最近の参考書はどんなものが売れているのかなぁと思い色々眺めていると、懐かしい参考書のタイトルや先生方のお名前が目に止まりました。
・『土屋の古文222』シリーズ
・田村の現代文講義
・数学実況中継シリーズ
・基礎英文問題精講
・一問一答 日本史
・英文法頻出問題
まだ売れているんだ〜と 浪人時代を思い出しながら、パラパラとページをめくっているうちに結構な時間が過ぎていました。
今日の目的は、高校受験を控えた末っ子の参考書探しであったことを思い出し、再び娘のところに戻ると、何冊か自分で選んだ参考書を持っていました。
「いいのあった?」と聞いてみると、「うん。勉強ができる友達から、薄い参考書を買うといいよって言われたから、薄いのを選んでみた。字も読みやすいし、これなら最後までできるような気がする」と返事がありました。
自宅への帰り道、車の中で娘は初めて自分で参考書を選んだことに疲れたんだと思います。選んだ参考書をしっかりと抱きしめて眠っていました。
自宅に戻ると、「付き合ってくれてありがとうね。少し勉強してくる」と部屋に戻る娘の表情は少し楽しげに見えました。
初めて自らの意志で参考書を買うことを決めた末っ子をこれからも応援していきたいと思います。
今日は本屋さんに誘ってくれてありがとう。頑張る気持ちをわけてもらいました。