「認知症カフェに母親を連れていきたいなと思っているんだけど、誰か一緒に参加してくれる人いないかな」妻のお姉さんから相談を受けました。
認知症カフェという名称は何度も耳にしたり、チラシなどを回覧でみ見たことがありますが、参加したことは無く、また詳しい内容等についても知らなかったので、地域の認知症カフェを開催されている団体のホームページを閲覧しました。
まず最初に自分が勘違いしていたことがわかりました。それは、
認知症カフェは、認知症の方だけが参加する場所ではなく、地域の方であれば年齢に関係なく参加できる(集うことができる)場所であるということ(本人やご家族が参加する場所と完全に勘違いしていました)。
誰でも気軽に世間話ができる場所です。と記載してあるホームページや、
・認知症予防に関する講話や体操を行います
・専門職や介護経験者の講話をとおして認知症についての理解を深める場です
・認知症の方ご本人や家族の方の息抜きと交流の場です
など、各団体が特徴をもって開催しているようです。
参加費も、100円から300円程度と子供たちも小遣いで参加できます(私もお小遣い制なので助かります)。
開催時間は2時間程度が多く、出入りが自由なのも気軽に参加できるのかなと思いました。
カフェの開催日は、週1回から年4回など幅が広いので、参加するときは開催日に気を付ける必要がありそうです(せっかく行ってもお休みでは残念過ぎるので)。
運営主体はボランティア団体やNPO法人、介護事業者、地域包括支援センター。開催場所は地域の公民館などの施設や介護施設、実際に運営しているカフェや珍しいのは個人のお宅などもありました。
お茶やお菓子を食べながら世代間交流を楽しんだり、世間話をしたり、専門家に相談をしたりと、個々に好きな時間を過ごせることは、介護保険の適用から外された方々にとってとても魅力的な場になっていると感じました。家族にとっても参加者の家族と情報交換(同じ悩みなど)できるメリットもあると思います。
満員でない限り飛び込み参加が可能なところも多いようです。「行きたい(参加したい)」と本人が思ってくれた時に参加できるのも魅力的です。
「誰でも参加できる」ことが認知症カフェの大きな特長ではあると感じました。安全を確保した上で、開かれた場であることを両立していくことは大変ですが、地域の世代間交流が少なくなってきている今、子供からお年寄り全員の大切な場としてこれからもあり続けて欲しいと思います。「家族で参加できればいいですね。」お姉さんにお伝えしました。お義母さん行ってくれるかな。