生涯現役社会の実現、健康長寿産業の創出・拡大には健康経営の推進がカギですよ。受け売りですけどね…と取引先の方が教えてくれました。
生涯現役…確かに通常の定年制で退職し その後の働き口がないのは困ります。一方で、何歳まで元気でいられるか(仕事を続けられるだけの体力があるか)については人それぞれなのかな と思っていました。
お話をもう少しお聞きしてみると、定年後も元気で働き続けられるように、(職員の方々が若い頃から)色々な取り組みをされている企業がたくさんあることを知ることができました。もちろん、会社の規模によって取り組み可能か否かの意見はあると思いますが、面白いなぁ、試してみたいなぁと思う取り組みがあることを知ることができたのはとても良かったと感じています。
自分が面白いなぁ、試してみたいなぁ、羨ましいなぁと感じた取組事例は、
・社員食堂(ランチ)で健康にプラスとなる食事の提供
「おいしく食べて健康にプラス」となるランチ。標準的な栄養バランスを満たす(段階的に減塩)と同時に、「おいしくたのしい」「満足感」を満たすメニューの提供
・メンタルへルス回復及び再就業支援プログラムの提供
職員が、自分の「価値観と本来の生きがい」を認識し、ストレスとうまく付き合うことで、なんとか働ける状態でなく、イキイキと働ける状態を目指す支援プログラム
・喫煙者に対する禁煙サポートプログラムの提供
喫煙者に対し産業保健スタッフや外部機関を利用して禁煙サポートを実施する
・更年期・プレ更年期症状に関する社員の課題改善施策を一気通貫で提供するサービス
専門医によるセミナーを通じたリテラシー向上、オンライン診療を活用した更年期症状に関する診療・薬(漢方薬など)の処方
・仮眠ルーム「ちょっと寝ルーム」の設置
仮眠文化を根付かせることで、疲労の回復や心身のリラクゼーション効果、ストレス軽減を図り、快適な働き方のルーティンとする取り組み
・定期的に社員の運動に繋がる話題を配信
・社員に対し5年毎に人間ドックを実施(全額会社負担)
健康でいることが何よりと考えれば、何らかの施策を会社側で行っていくことが、ますます求められる時代であることは間違いないと考えています。一方で、小規模な会社にとっては、場所やコストの負担といった解決しなければならない(解決が難しい)問題があることも事実です(私が勤務する30名程度の会社では難しいことが山積み…)。でもきっと何かできることもあるはずですよね。
今回お聞きした内容は、比較的大きな会社の取り組みではありますが、今後、勤務先で皆んなで考えるに当たっては参考になることもあるはず。これから何ができるのか?一度 事務のみんなに提案してみようと思っています。