「いつになったら一人前になれるの！」「何回言えばわかるの！」っていう声が聞こえてきました。振り返ると、半年ほど前に入社した職員が先輩から注意を受けているところでした。先輩が注意していることは決して間違いではありません…違和感を感じたのは、その後のやり取りでした…
「この前はできていたんですけどね…ちょっとしたミスです。次はできますから…」と後輩が先輩に返事をしていたんです…
この前はできていた（以前はできていた）…自分もミスした時に思わず口走ってしまいそうなフレーズ…でも傍から聞いているとあまり心地よいフレーズではありませんね。なんか、ミスしたことを真正面から受け止めていないといいますか、自分は本当はできるんです！でも今回はたまたまミスしてしまったんですよ…みたいに言い訳のように聞こえてきました。
歳を重ねるにつれ？悩んだり落ち込んだりすることが多くなりました（自分だけですかね…）もちろん、難しいことにもチャレンジしてきました。早く出来るようになりたいのに出来ない…現実とのギャップに悩んだり落ち込んだり…
悩んだり、落ち込んだりした後に立ち直ることができればいいのですが、そこで諦めてしまったり、途中止めしてしまったこともあります（自分なりに反省はしています）…
でも今は違う捉え方が（少しだけですが）出来るようになってきたと思っています。
５０歳になるまでいろいろな体験や経験をしてきたけれど、自分はいつまでも未熟なんだ！失敗することもある。でもその失敗を糧に学びを続けていくことが大切なんだ！って思うようになってきたんです（いつも前向きにチャレンジを続けている憧れの人から教えてもらいました）。
自分自身がまだまだ未熟であるとわかっていれば、失敗したときにも必要以上に苦しんだり悩んだりすることが減りました（もちろん、ミスしたことはしっかりと受け止めた上で）。
ミスしたら、また学び直して、改善してチャレンジすればいい（ミスしたことに対しては無責任にならないように注意しながら）って思うようにしています。
この考え方が完璧に出来ているわけではありませんが、自分自身のことをこのように考えるようになってから、周りのミスに対しても少し寛容になれたのかな…もちろん、サボっていたり、人の嫌がるようなことをミスをワザとされる方（まだこのような方がいるのも事実です…）に対してはしっかりと注意できる自分でいたいと思っています。
自分自身の成長を止めないためにも、自分はいつまでも未熟である。だからこそ、謙虚な姿勢で様々なことを受け止め、たとえ成長のスピードが遅くても前に進んでいきたいと思っています。
