仕事をしていると、「いや、それどういう意味!?」と心の中でツッコミたくなる“曖昧ワード”に出会うことがあります。
相手は悪気ゼロ。むしろ軽い気持ちで言っている。でも、受け取る側は地味に困る。
事務職は特に、**曖昧ワード=タスクの地雷** になりがち。
今回は、そんな“曖昧ワードあるある3選”と、それを一瞬で解決する“5W1H聞き返し術”をまとめました。
■「なるはやで」
今日?今週?基準が不明。→「いつまで・何を・誰が」を即確認。
「なるはやでお願い!」この言葉、便利すぎるがゆえに危険。“なるべく早く”って、 人によって解釈がバラバラ。
・今日中?
・午前中?
・今週中?
・気持ち的に早め?
こちらは「今日中かな?」と思って動いていたら、相手は「今すぐ」のつもりだった…なんてこともある。逆に、こちらが急いで対応したら、「そんなに急がなくてよかったのに」と言われるパターンも。だから、「なるはや」は聞き返し必須ワード。
聞くべきはこの3つ。
- **いつまで?(When)**
- **何を?(What)**
- **誰が?(Who)**
この3つを確認するだけで、曖昧さが一瞬で消える。
■「いい感じに」
正解が人によって違うやつ。→目的・完成形・NGを聞き出す。
「これ、いい感じにまとめといて」 「いい感じに直しといて」 「いい感じに仕上げておいて」
いや、 “いい感じ”って何!?
・シンプル?
・華やか?
・数字多め?
・文章短め?
・画像入れる?
・色使う?
人によって“いい感じ”の基準が違いすぎる。こちらが頑張って仕上げても、「うーん、ちょっと違うんだよね」と言われる未来が見える。だから、 「いい感じ」は聞き返し必須ワード。
聞くべきはこの3つ。
- **目的(Why)**
- **完成形(How)**
- **NGポイント(What not)**
特に“NGポイント”を聞くと、相手の好みが一気に分かる。
「派手すぎるのはNG」
「文字が多いのはNG」
「色は使わないでほしい」
こういう情報があるだけで、仕上がりのズレが激減する。
■「とりあえず」
仮なのか本番なのか分からない。→用途・期限・確定有無を整理。
「とりあえずこれで進めて」
「とりあえず作ってみて」
「とりあえず出しておいて」
この“とりあえず”が一番危険。
・仮案?
・本番?
・提出用?
・社内確認用?
・急ぎ?
・余裕あり?
“とりあえず”の裏にある意図が分からないと、作業の深さもスピードも決められない。こちらが本気で作ったら、「いや、そんなにちゃんとしなくてよかったのに」と言われるし、逆に軽く作ったら、「もっとしっかり作ってほしかった」と言われる。
だから、「とりあえず」は聞き返し必須ワード。
確認すべきはこの3つ。
- **用途(What for)**
- **期限(When)**
- **確定か仮か(How fixed)**
これを聞くだけで、作業の深さが決まる。
曖昧ワードを使う人は、決して悪気があるわけじゃない。
むしろ、
・柔らかく伝えたい
・相手に任せたい
・細かく指示するのが苦手
・急いでいて言葉が雑になる
こういう理由が多い。
でも、曖昧なまま受け取ると、後で必ずズレが出る。
事務職は特に、“認識のズレ”がそのままトラブルに直結する。だからこそ、聞き返す勇気が必要。
曖昧ワードに振り回されないために、最強なのがこれ。
**5W1Hで聞き返す。**
- **When(いつまで?)**
- **What(何を?)**
- **Who(誰が?)**
- **Why(目的は?)**
- **Where(どこに?)**
- **How(どのレベルで?)**
全部聞く必要はなくて、曖昧な部分だけピンポイントで聞けばOK。
聞き返すだけで、
・認識ズレが消える
・作業の深さが決まる
・期限が明確になる
・後から怒られない
・自分の時間が守られる
いいことしかない。
聞き返すのって、最初はちょっと勇気がいる。
「細かいと思われないかな」
「面倒だと思われないかな」
「空気悪くならないかな」
でも、実際は逆。聞き返したほうが、相手も助かるし、自分もラクになる。曖昧ワードに振り回される時間が減るから、結果的に時間短縮。
事務の仕事は、丁寧さより“正確さ”。 確さは、聞き返す勇気から生まれる。