切羽詰まった状況に追い込まれることってありますよね…
締め切り直前の仕事、試験前夜の勉強、予期せぬトラブルへの対応…
そんなとき、心の奥底から奮い立ち、急にエンジンをかけて猛烈に動き出す自分に驚くこともある。普段は腰が重くてなかなか進まなかった作業が、なぜかその瞬間だけは驚くほどはかどったみたいなことも…
まるで火事場の馬鹿力のように、集中力と行動力が一気に高まったんですかね…
この「切羽詰まる力」は、確かに不思議な能力?のひとつであるとも思っています…
追い込まれたときにこそ、本気の自分が顔を出す。普段は眠っている?エネルギーが、危機感によって呼び起こされる。
切羽詰まった状況でエンジンをかけることは、決して悪いことではない。むしろ、そうした瞬間にこそ、自分の底力を知ることができるような気がするから…
しかし、だからといって、常にその力に頼るのは危ういことですよね…
切羽詰まるまで待つというのは、言い換えれば「自分を追い込まなければ動けない」ということにもなるし、精神的にも身体的にも負担が大きくなってしまう…
毎回ギリギリで走り出す生活は、まるで常にアクセル全開で走る車のように、いつかエンジンが焼き付いてしまうかもしれませんよね…
だからこそ大切にしていきたいことは「日頃の小さな積み重ね」のはず…
毎日少しずつでも前に進むこと。たとえ一歩が小さくても、昨日より今日、今日より明日と、積み重ねていくことで、やがて大きな成果につながる。小さな努力は、目立たないし、すぐに結果が出るわけでもない。
でも、それこそが本当の意味での「はかどる力」を育てる土壌になる。
日々の積み重ねには、切羽詰まった状況のような劇的なドラマはないし、静かで、地味で、時には退屈に感じるかもしれない…
でも、その積み重ねがあるからこそ、いざというときに慌てずに済む。エンジンをかけるタイミングを自分で選べるようになる。奮い立つ力を、必要なときに必要なだけ引き出せるようになる。はず…
もちろん、どれだけ積み重ねていても、予測不能な切羽詰まった状況が訪れる。そんなときは、迷わずエンジンをかけていきたい…全力で走ってもいい…でも、それを「常態」にしてしまわないことを忘れないようにしていきたい…
地味な努力はすぐには芽が出ないかもしれない…でも日々の小さな積み重ねを疎かにせず、土の中で確実にその根を伸ばしていきたいな…