急に寒くなってきた先日。
ある同僚が患者さんに
「物凄く寒くなりましたね。私寒すぎて困っているんです。○○さんは、コートなしでも大丈夫なんですか?」
患者さんからは
「昔に比べたら今年は暖かいよ。そんなに寒いかなぁ。若い人は寒さに弱いのね」
とのやり取りを耳にしました。
比べる時期が異なると、結論も大きくかわるものだなぁと思いながら、以前、経理の研修でお聞きした「比較対象を間違えると、結果も大きく変わってしまうので注意してください」との言葉を思い出しました。
今月の売上が良かったのか、悪かったのかを比較をする際に、
・先月と比較した場合
・前年同月との比較した場合
・3期間程度の月額平均と比較した場合
では、比較結果が大きくかわってしまうこともあるため、適切な比較対象を選択することが大切である といった内容だったと思います。
確かに、先月と比べて○%UP(状況は好転しつつあると認識)していても、前年同月からみれば、○%ダウンしていることに気がつかなければ、今後の戦略を間違ってしまうかもしれません。
患者さんと同僚の会話でも気づくことができましたが、
・時間軸(先週なのか、昨年なのか、数年前なのか)
・目標にすること(平均なのか、トップクラスなのか)
などの比較する対象によって、感じることや見えるものが大きく変わることを改めて感じました。
自分が思い出しやすい情報や体験だけを手掛かりにして判断しないようにすることができるだろうか?
直ぐにできるかわかりませんが、日常生活や仕事の場面で試してみたいと思います。